開幕まであと１か月半となりましたが、今年のセリーグ各球団の戦力がどのようになっていたかを今一度振り返ってみたいと思います。
昨シーズンBクラスに終わった読売ジャイアンツ（2023シーズン4位）、ヤクルトスワローズ（2023シーズン5位）、中日ドラゴンズ（2023シーズン6位）は積極的な補強に動いた印象がありますね！既に春季キャンプは第３クールに入りますが、２月下旬からはいよいよオープン戦も始まります。その前にオフの戦力補強について振り返ってみたいと思います。
・新戦力補強度 ★★☆☆☆
目立った補強はありませんでしたが、将来的に見ても期待できる戦力の充実度は申し分ないと言えるでしょう。人気はあったけれど大活躍したとまでは言えない、ノイジー選手とミエセス選手の契約延長が吉と出るか凶と出るかが懸念材料としてあると思いますが、昨シーズン大活躍した森下選手に続くレギュラー候補として小野寺選手や前川右京選手なども控えているのは羨ましい限りです。阪神タイガースの選手層の厚さを感じます。
投手陣が申し分ないのは、ここに書くまでもありません。一人くらい誰か分けて欲しいくらいですが、新加入の外国人選手は160km超えの速球が武器のゲラ選手。そしてドラフト１位指名では青山学院大学の下村選手を獲得。。ヤクルトスワローズを優勝候補として挙げたい気持ちが強いですが、阪神タイガースが強敵になることは間違いありません。
個人的に下村選手はヤクルトスワローズが指名してくれたら嬉しい！とチェックしていた選手だったので悔しいです...でも下村選手は阪神ファンだったらしく、指名されて本当に嬉しそうにしていたのでよかったと思います！
・新戦力補強度 ★★☆☆☆
2023シーズンドラフトでも特に注目されていた常廣羽也選手の獲得や西川龍馬選手のFA移籍に伴う人的補償でオリックスから日高選手を獲得できたことは良かったと思いますが、やはり西川龍馬選手が抜けたことがどう影響するかが懸念されます。
しかしながら、新加入の外国人選手は全部で４人！（トーマス・ハッチ選手、テイラー・ハーン選手、マット・レイノルズ選手、ジェイク・シャイナー選手）
投手２人内野手２人。外国人選手は蓋を開けてみないとわからない、みたいなところもありますが注目しています。大幅な入れ替えとなりましたので、新加入外国人選手４人が日本の野球に順応できるかどうかが戦力に大きな影響を及ぼしそうです。
とても気になっていますので、こちらの４選手に関しては近日中に改めて記事にしたいと思います。
菊池選手、秋山選手、野間選手などのベテラン選手のコンディションや、また昨シーズン対ヤクルト戦でたくさん打った末包選手が今シーズン大ブレイクするか、など要注目です！
昨シーズンは新井監督就任１年目でカープが２位になることは正直予想していませんでした。カープファンの皆さん、すみません！新井監督のベンチでの熱さには本当に感動していました。とにかく雰囲気がイイ！
・新戦力補強度 ★★☆☆☆
今永投手がメジャー移籍したことに加えて、バウアー選手の今後の動向も気になりますね。そしてソト選手とエスコバー選手の退団には大変驚きましたが。。
そんな中、ソフトバンクを戦力外になった森唯斗選手の獲得や、ドラフト１位指名では度会選手を獲得できたことは大きな補強と言えるでしょう。戸柱選手と石田選手の残留もDeNAファンにとっては安心材料に間違いないですよね。しかしながら、昨シーズン前半には優勝を狙えるだけの勢いがあったのにもかかわらず、後半に失速してしまいリーグ３位という結果に終わってしまったのが気になります。どちらにしても球団レジェンドである三浦監督就任４年目、勝負のシーズンとなりそうですね。
あとはバウアー選手次第！？
・新戦力補強度 ★★★★☆
2024シーズンに向けて最も補強に熱心だったのがジャイアンツだったのではないでしょうか。阪神タイガースに並んで強敵になりそうな予感です。2024シーズンは阿部慎之助新監督の下、何としてでも再浮上を狙いたいジャイアンツですが、ヤクルトスワローズと同じく投手陣の獲得を中心とした補強が目立ちましたね。
トレードではソフトバンクから高橋選手、泉選手、近藤選手を獲得。現役ドラフトでは阪神から馬場選手を獲得。加えて同じく阪神からケラー選手を獲得。ドラフトでも即戦力系ピッチャーの獲得に成功。2023シーズンは菅野選手の離脱、不調で始まりましたが、2024シーズンは菅野選手の復活と新加入投手陣の活躍が鍵を握りそうです。
そんな中、ジャイアンツの絶対的守護神・大勢選手が怪我により春季キャンプを離脱したというニュースが飛び込んできました。大勢選手が開幕に間に合わない場合には、阪神から移籍してきたケラー選手が抑えに回るのが現実的だと思われます。
積極的な補強の成功により万全の体制でスタートを切りたかったジャイアンツですが、大勢選手次第では厳しい幕開けとなってしまうかもしれません。
ケラー選手以外に現実的な選択肢はないかもしれませんが、ちょっと心配ですね。ケラー選手と言えば2022シーズン開幕戦（対ヤクルトスワローズ）で抑えを任された際に3失点して、結果阪神は大逆転負けとなったことが思い出されます。ヤクルトファンにとっては最高の幕開けとなりましたのでよく覚えていますが、阪神ファンにとってはトラウマレベルだったと思いますが。。
ジャイアンツ開幕戦は対阪神です。この日はヤクルト中日戦を観ながらジャイアンツ阪神戦もチェックしたいと思います。尚、阪神・岡田監督はジャイアンツとの開幕戦について〝誰が投げても勝てる〟と豪語しています。
・新戦力補強度 ★★★☆☆
「投手陣は良いのに勝てない」「打撃が課題」と言われ続けていた中日ドラゴンズでしたが、中田翔選手の獲得に成功しましたね！2023シーズンは怪我による離脱で92試合の出場にとどまりましたが、現役選手の中でも屈指の長打力を誇る中田選手を獲得できたことが何よりも強みになるでしょう。
例えば岡林選手ー田中幹也選手ー細川選手ー中田選手ー石川選手
のような打線を組まれたら怖いですよね。
中田選手以外にも、代打の切り札としてベンチにいたら怖い大ベテランの中島選手の獲得、完全復活を期待できそうな上林選手の獲得。元々とにかく良いピッチャーが揃う中日ドラゴンズですから、打撃面での戦力に厚みが増したことで2024シーズンは急浮上する可能性がありますね！
ビシエド選手や高橋周平選手の起用についてどうなるかが気になりますね。2024シーズンも立浪監督から目が離せません。
今回はセリーグ各球団の戦力について改めて確認してみました！2024シーズンは新体制になった読売ジャイアンツ、打撃面での補強によって急浮上を予感させる中日ドラゴンズには要警戒ですね。広島東洋カープと横浜DeNAベイスターズについてはまだ戦力が見えない部分がありますので動向を注視していきたいと思います。
阪神タイガースには2023シーズン圧倒的な強さを見せつけられてしまいましたが、ヤクルトスワローズ含め各球団共にこのまま黙っているわけにはいきませんよね。2024シーズンは大幅に順位が入れ替わる予感です。開幕まであと少し！しっかりと情報を追いながら開幕当日を心待ちにしたいですね。