FA宣言期限が明日に迫った13日。いまだに田口投手はFAに関して決定的な発言はしていません。
しかし私は90%田口選手はFAし移籍してしまうと思っているので、田口選手のいなくなったヤクルトは誰をクローザーにするべきなのかを考えました。
今回は、田口投手がいなくなったと仮定したヤクルトでのクローザー候補3人を、紹介させていただきます。
石山泰稚 15%
今回紹介する3人の中で最も経験豊富なのは石山投手です。
石山投手はルーキーである2013年にクローザーとして起用。その後中継ぎとして経験を積み、そして2018年からは再度クローザーとして活躍しています。
2018年には35セーブ、防御率2.08と好成績を記録し、DeNAの山﨑投手とシーズン終盤までセーブ王争いを繰り広げました。
2021年には不調によりマクガフ投手へクローザーの座を託しますが、中継ぎとしてチームの優勝に貢献しました。
石山投手の今季の成績はこちらです。
登板数 | 防御率 | 勝利 | 敗北 | セーブ | ホールド |
---|---|---|---|---|---|
50 | 4.40 | 3 | 6 | 0 | 24 |

今季も少し安定感に欠けた成績となってしまいましたが、チームの最終回を託すという意味を考えると、経験・信頼のある石山投手をクローザーで起用しても不思議ではありません。しかし石山投手は劇場型とも呼ばれている投手で、自身がクローザーで登板する最終回に絶体絶命のピンチをつくりながらも抑える、というファンの心臓に悪い抑え投手にはなりそうですね。
清水昇 80%
皆さんが最もクローザー候補と思っているのは清水投手ではないでしょうか?はい、私もそうですので80%にしました。
来季から選手会長にも就任することが発表された清水投手は、入団後二年目から毎年安定した成績を残しています。
二年目である2020年には30ホールドを記録し最優秀中継ぎ投手を受賞。
そして2021年には年間50ホールドでシーズンホールド日本記録を塗り替え、二年連続で最優秀中継ぎ投手を受賞しています。
2022、2023年は個人タイトルの獲得はありませんでしたが、現ヤクルトのリリーフ投手では最も安定感のある投手だと思います。
こちらが2023年の成績です。
登板数 | 防御率 | 勝利 | 敗北 | セーブ | ホールド |
---|---|---|---|---|---|
56 | 2.98 | 1 | 8 | 0 | 38 |

今季は少し安定感に欠けてしまいましたが、それでも38ホールドはなかなかです。清水投手は制球力が安定していますので四球で自滅ということはあまり考えられません。たまに被弾しがちなところが不安材料ではあります。
松本健吾 4.9%
最後に紹介する3人目は今年のドラフト2位で指名された松本投手です。
さすがに新人からクローザー起用はないって?もちろんわかっています。
しかし2020年ドラフトでトヨタ自動車から広島に加入した栗林投手は、1年目からクローザーを任され、37セーブ、防御率 0.86の成績を残し、巨人の大勢投手も1年目に37セーブ、防御率2.05を記録しています。
抑え投手としての適正があるのであれば、ルーキーから活躍できる可能性は大いにあるということです。
松本投手はトヨタ自動車ではリリーフ経験が豊富で、最速152kmの力あるまっすぐと鋭く落ちるスプリットが魅力的な投手です。

プロの舞台でどのくらい活躍できるかはまだわかりませんが、キャンプやオープン戦の結果次第では大抜擢もあるのではないかと思っています。もちろん先発で行く可能性もあります。しかし落ちる球で空振りをとれる投手が出力高く短いイニングを投げると、早くから通用するのではないか、という思いがあります。さらに松本投手は髙津監督と同じ亜細亜大学出身。現役時代ヤクルトでクローザーをつとめていた髙津監督が、大学の後輩に抑えを任せてみたいと思うことがある…かも?
おまけ:髙津臣吾 0.1%
おまけとして紹介するのは現在監督である髙津臣吾投手です。
髙津投手は4度セーブ王を獲得している実績十分な投手。
サイドスローからの鋭いシンカーが武器の投手で、日本だけでなくアメリカや台湾でも活躍した投手です。

唯一ネックなのはもうすぐ55歳を迎える年齢と、ブランクが長いところ。髙津監督、失礼しました!
最後に
今回は田口投手が移籍した場合に考えられるヤクルトのクローザー候補3人を紹介しました。
皆さんは誰が良いと思いますか?きっと清水投手一択ですよね。わかります。
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