巨人は鍬原に戦力外、小沼に育成打診、オリックスは竹安、吉田凌に戦力外、小野に育成打診

昨日から日本シリーズが始まり、初戦はエース山本由伸投手を打ち崩した阪神に軍配があがりました。

阪神村上頌樹投手は安定した投球をみせ、強力オリックス打線に対し7回を無失点、被安打2で押さえました。

そんな関西ダービーが行われているさなか、選手の戦力外情報出たので紹介させていただきます。

巨人は鍬原と小沼、オリックスは竹安と吉田凌、小野に戦力外通告

巨人から2選手、オリックスからは３選手の戦力外情報が発表されました。

ドラフトで新加入の顔ぶれが決まりましたので、その影響もあり戦力外通告が追加されています。

では巨人とオリックス、合わせて５選手の今季の成績を見ていきましょう。

鍬原拓也

鍬原選手は中央大学から巨人へドラフト1位で入団した投手です。27歳。

中央大学時代には東都のドクターKと呼ばれるほどの奪三振率を残していましたが、巨人入団以降は怪我に悩まされ育成契約と支配下契約を行き来してしまいます。

スリークォーターから投げられる最速155kmの速球と、縦に落ちるシンカーが特徴の投手です。

2022年は49試合に登板し、3勝2敗13ホールドという成績を残しましたが、2023年はわずか5試合の登板となってしまいました。

登板数	防御率	勝利	敗北	セーブ	ホールド
5	9.00	0	0	0	1

追記：本人はNPB一本に絞り、トライアウトを受けるつもりと語っています。

小沼健太

小沼選手はBC茨城から育成２位でロッテに入団した投手です。25歳。

2022年には支配下登録され初勝利も記録しますが、2023年には石川慎吾選手とのトレードによって巨人へと移籍。

189cmの長身から最速151kmの速球と、スライダーやカットボール、フォークを投げ込みます。

小沼選手は今季1軍での登板はなく、ファームでは34試合に登板し防御率2.95、2勝4敗という成績を残しています。

竹安大和

竹安選手は社会人野球の熊本ゴールデンラークスからドラフト３位で阪神タイガースに入団した投手です。29歳。

2018年のオフに西勇輝選手のFAによる人的補でオリックスへと移籍しましたが、右ひじの状態に悩まされ2020年、2022年には二度の手術を経験。

登板数	防御率	勝利	敗北	セーブ	ホールド
2	10.38	0	2	0	0

竹安選手は今回の戦力外通告を受け、現役引退の意向です。

吉田凌

吉田選手は東海大相模高校からドラフト5位でオリックスに入団した投手です。26歳。

最速151kmの直球と縦に変化するキレのあるスライダーが武器。

2020年にはリリーフとして35試合に登板し防御率2.17を記録する活躍をみせましたが、2021年は開幕前に肩を痛めて出遅れてしまいます。

2021年は18試合登板、2022年は6試合登板と出番が少なくなってきたところでしたが、2023年は19試合に登板しています。

登板数	防御率	勝利	敗北	セーブ	ホールド
19	3.24	0	0	0	4

小野泰己

小野選手は富士大学からドラフト２位で阪神タイガースに入団した投手です。29歳。

最速157kmのストレートと100km台のスローカーブを操る緩急が魅力的な投手です。

阪神に入団後なかなか結果を残すことができず、2022年に阪神から戦力外通告。

オリックスが育成契約にて小野選手を獲得し、2023年シーズン中に支配下登録されますが、シーズン後再度戦力外通告を受けてしまいました。

球団側は育成契約を打診とのことです。

登板数	防御率	勝利	敗北	セーブ	ホールド
5	6.00	0	0	0	0

最後に

この記事では巨人とオリックスから戦力外通告を受けた５人の選手を紹介させていただきました。

入ってくる選手もいれば、出ていく選手もいるのがプロスポーツ選手の世界です。

各選手がやりきったと思えるまで現役を続けられることを祈っています。