ヤクルトスワローズ・奥川恭伸選手がついに1軍合流へ！復活までの道のり

入団から5年目の奥川選手ですが、6月14日〜の対オリックス戦での先発・1軍復帰が見込まれています。1軍での登板は2022年3月29日以来となります。ヤクルトファンにとっては非常に嬉しく明るいニュースが飛び込んできましたね！

奥川恭伸選手 復活までの険しい道のり

奥川選手といえば他球団ファンの方であっても甲子園での素晴らしい投球を思い出す方が多いかもしれません。「ヤクルトの奥川選手はなぜ出てこないのか」「ヤクルトの奥川選手って現在何しているの？」と思っていた方も多いのではないでしょうか。今回は奥川選手の復活までの険しい道のりを改めて振り返ってみたいと思います。

活躍が期待された2019ドラフト1位選手 奥川恭伸選手

奥川恭伸選手
【出身地】石川県かほく市
【生年月日】2001年4月16日生まれ(23歳)
【身長/体重】184㎝/82kg
【投球/打席】右投右打
【ポジション】投手
【経歴】星稜高校～2019年ヤクルトスワローズドラフト1位

・小学生の頃から宇ノ気ブルーサンダーで野球を始める。チームメイトであった山瀬慎之助選手（現・読売ジャイアンツ）とは幼稚園も同じ。小学校〜高校までバッテリーを組み、家族ぐるみで仲の良い幼なじみ。

・かほく私立宇ノ木中学校時代には軟式ながら全国大会を制覇。

・石川県の名門星稜高校野球部へと進むと一年の春からベンチ入りし、二年生の春から四大会連続で甲子園に出場。同級生には中学からバッテリーを組む山瀬慎之助選手(現読売ジャイアンツ・2019年ドラフト5位)がおり、一つ下の学年には同じヤクルトへと入団する内山壮真選手(現ヤクルト・2020年ドラフト3位)がいた。※内山選手とはプロ入り後も一緒にEXILEのライブに行くほど仲が良い。

・奥川選手が三年時の夏、最速150kmを越えるストレートとキレの鋭いスライダー、正確な投球術を武器に甲子園決勝まで進んだが、現阪神の井上広大（いのうえこうた）選手が四番を打つ履正社高校に敗れ、最後の夏は準優勝という成績で高校野球を終えた。

・2019年のドラフト会議で読売ジャイアンツ、阪神タイガース、ヤクルトスワローズの3球団が一位指名で競合しましたが、スワローズが交渉権を獲得。

・背番号は2020年〜2022年は11、2023年〜18

奥川恭伸選手 プロ入り後は

プロ入り一年目の2020年は、一軍での登板はわずか一試合でした。

高卒の投手なので珍しくはないのですが、奥川選手の高校時代からの完成度の高さを考えるともう少し早く見たかった〜というのがファンとしての気持ちでした。

しかしその登板成績は2回0/3を投げ5失点とまだまだ一軍の壁を感じさせる成績でした。

2021年は大きく離脱することもなく、中10日というゆとりローテではありますが18試合に登板し9勝4敗。

怪我に苦しんだ2022年シーズン

2022年唯一の登板となった3月29日の巨人戦で右肘を痛めて登録抹消。

詳しい怪我の状態は発表がありませんでしたが、靭帯を損傷したという情報が流れ、トミージョン手術を行うのではないかという憶測も飛び交いました。

しかし手術を回避し保存療法を選択。

肘に負担のかかりづらいフォームへと修正し、肘にメスを入れずに復帰を目指すことになりました。

2023年シーズンは復活が期待されていた

2023年の4月18日、2軍ではありますが1年ぶりにプロのマウンドへと戻ってきた奥川選手。2軍で7試合登板し、0勝4敗 防御率は6.49となかなか難しい成績でしたが球速が150kmを越えるなど、以前の奥川選手が戻ってきたと期待した方は多かったのではないでしょうか。

しかし7月4日、アメリカンノックを受けていた奥川選手は左足を捻挫。

スタッフに肩を抱えられながら球場を後にしました。

そろそろ一軍登板かと思われていた中での怪我。

その後はランニングやキャッチボールのみで投球練習は行わないまま残り少ない2023年シーズンの終盤に入ります。

2023年シーズン終盤の奥川選手

・10月1日イースタンリーグ最終戦で1回11球、奪三振2の好投。最速146km。フェニックスリーグに参加予定との報道あり。

・10月18日の報道で、上半身のコンディション不良によりフェニックスリーグでの登板を回避。一足先に東京へ戻ったとのことです。怪我再発か…

・10月31日に発表された秋季キャンプのメンバーに奥川選手の名前はなし

・秋季キャンプに途中から参加。11月11日の練習試合で内山捕手と星稜バッテリーを組み、3回を投げて完璧に抑える。最速154kmを記録。

2024年春季キャンプは1軍キャンプ参加

2024年春季キャンプは2年ぶりに1軍キャンプ参加となった奥川投手。ブルペンでの投球では復調を感じさせる内容で、開幕ローテ入りが期待されていました。

2024年春季キャンプ中の練習試合〜1軍キャンプ離脱へ

・2月18日、対中日ドラゴンズ戦では2回28球無失点、最速149km。試合後のインタビューでは「手応えあるピッチングができました。しっかり抑えられましたし、ランナーが出てからも落ち着いて抑えることができ他のでよかったです。バッターの反応も見たかったのでスライダーが多くなりましたが、試したことはできたと思います。球威と制球を意識しながら今後に繋げたいです。」と笑顔で応えていました

・2月18日の練習試合では好投し、復活へ向けて順調に歩みを進めていたはずの奥川選手ですが、2月24日に上半身コンディション不良を訴え1軍キャンプを離脱することになります。

2024シーズン ファームでの成績は？

防御率3.51 勝利2 敗戦2 奪三振14

・5月6日 対・読売ジャイアンツ　7回68球・2安打無四球1失点 最速151km
・5月17日 対・北海道日本ハムファイターズ　5回93球・8安打1四球7失点
・5月26日 対・埼玉西武ライオンズ　7回100球・5安打4四死球2失点
・6月6日 対・オイシックス新潟アルビレックス　3.2回48球・3安打1四球2失点

6月14日からのオリックス3連戦中の先発で1軍復帰へ 登板日は14日か

気になる奥川選手の1軍復帰試合は対オリックスバッファローズのカード頭となる14日が有力と言われています。2021年の日本シリーズで山本由伸選手との投手戦を繰り広げた京セラドームでの復帰となりますね！

奥川選手にとって素晴らしい復帰戦となりますように✨当日の野球中継を楽しみにしましょう🥳