本日9日から宮崎で始まるみやざきフェニックスリーグでは、各球団が来季に向けて現有戦力の確認・底上げを図ります。
東京ヤクルトスワローズの高津監督はシーズン最終戦で吉村投手、Eロドリゲス投手を中継ぎで登板させ、二人の新たな可能性を見出そうとしていました。
そして次は野手の番です。
今季のフェニックスリーグでは、2022年にゴールデングラブ賞を獲った長岡秀樹選手にも複数ポジションを守らせる方針であることを明らかにしました。
うーん🤔
— じんからさん (@jinkara_san) October 8, 2023
ヤクルト フェニックスLで野手陣シャッフル 高津監督「いろんなところを守ると思います」(スポニチアネックス) https://t.co/qhkpKaxtEX
ヤクルト野手陣の守備適性を再考
高津監督は10月19~22日はみやざきへ視察に向かい、各選手の可能性を探る方針です。
いろんなところを守ると思います。長岡もショートだけでなくDHを含めていろんなところを守る。
高津監督のコメントより
長岡選手は2022年シーズンはショートのレギュラーとして139試合に出場。
2023年シーズン終盤は武岡選手がショートを守ることもありましたが、135試合に出場。
セリーグで27人しかいない規定打席到達打者となりました。
今季は打撃で伸び悩んでいるものの、昨季ゴールデングラブ賞を獲得した守備力は運ではなく実力であることを今季も十分に示してきました。
長岡選手の守備全般の貢献を表すUZRはパリーグの名手源田選手に匹敵する数値を残しています。
その長岡選手に高津監督は複数ポジションを守らせること示唆しました。
ヤクルトでは飽和状態である外野手を守らせることは考えにくいので、遊撃手の動きと似ている二塁手か、肩の強さの生かせる三塁手のいずれかを試してみるものだと考えられます。
長岡選手以外に試されるのは?
高津監督は長岡選手だけでなく、野手全般的に様々な守備位置の適性をみる方針です。
フェニックスリーグに出場するメンバーでは、長岡選手以外では誰が考えられるのでしょうか?
個人的には内山壮真選手に遊撃手または二塁手に挑戦してみて欲しかったのですが、フェニックスリーグのメンバーには選ばれていません。
濱田太貴選手
中堅手や左翼手を主に守る濱田選手も複数ポジションを守る可能性があるのではないでしょうか。
濱田選手は右の強打者として主に左翼手でプレーしていますが、ヤクルトの外野手は塩見選手とサンタナ選手がほぼレギュラーに定着。
左翼手の残る1席を青木選手や山崎選手、内山選手、丸山選手、並木選手というメンバーで争う形です。
そのため外野手ではない守備位置に、このフェニックスリーグで挑戦してもおかしくないのではないでしょうか。
二塁手や遊撃手は難しいと思うので、一塁手または三塁手へ挑戦する可能性はあります。
濱田選手は高校時代から外野手ですので、もし内野挑戦となると大変そうです。打撃が崩れなければいいのですが…
澤井廉選手
2023年のイースタンリーグで本塁打王をとった澤井廉選手も複数ポジションを守る可能性があるのではないでしょうか。
澤井選手の本職は外野手ですが、先述したように現在ヤクルトの外野手は激戦となっています。
今季一軍では結果を残せませんでしたが、早く一軍の投手の球に慣れて澤井選手の打力を生かしていきたいところです。
左利きである澤井選手が挑戦するならば一塁手ということになります。
今回のフェニックスリーグに参加する選手の中で一塁手をよく守っているのは宮本選手と北村選手なので、澤井選手が一塁手で出場する可能性もあるのではないでしょうか。
宮本選手の本職は二塁手ながら一塁手や外野手も守りますし、北村選手は二塁手と三塁手、遊撃手に挑戦中です。
北村選手は中央大学時代一塁手を守っているので、宮本選手と北村選手はすでに複数ポジションこなせる選手ですね。
最後に
この記事ではヤクルトがフェニックスリーグで野手陣の守備適性を再考することについて紹介させていただきました。
守れないよりは複数ポジション守れた方がいいので、今回の挑戦によって来季優勝に繋がる何かに出会えると良いですね。
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