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野球のロジンとは?ロジンバッグの中身や禁止成分をわかりやすく解説

野球のあれこれ

野球が好きな方は、投手が何か白いものを触っている姿を目にしたことがあると思います。

この白いものはロジンバッグ(ロジン、ロージンバック)といって、投手が指先のすべり止めを目的として使用しています。

この記事では気になるロジンの中身や禁止成分について解説させていただきます。

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ロジンとは?

ロジンはロジンバッグ、ロージンバック(Rosin Bag)など様々な呼び名がありますが、滑り止めのための粉末を布製の袋に入れたものです。

掌の上で叩いたり握りしめたりすることによって、繊維の間から滑り止めの粉末が手に付着します。

野球だけでなく鉄棒などを行う体操選手や、重量挙げの選手など、指先が滑らないことが重要であるスポーツで主に使用されています。

ロジン(Rosin)とは松脂由来の天然樹脂のことで、その成分名がそのまま名前になっています。

メジャーリーグでは1926年から使用が許可されており、選手が用意したものではなく審判団によって検査されたロジンが用意されています。

ロジンを置く位置も定められており、投手の足元の少し後ろあたりに置かなくてはなりません

じんから
じんから

確かに打球のくるあたりに置いておくと打球の勢いを殺せてしまいますよね。

雨の日に限り、特別にロジンを投手の尻ポケットに入れることが認められています。

ロジンの効果

ロジンをつけると滑り止めの効果が得られるので、投手が投げる球の回転数が上がります

直球の伸びが上がり、変化球のキレは鋭くなります。

また投手の投げミスが少なくなりますので、デッドボール(死球)が減るという効果もあります。

じんから
じんから

ヤクルトの選手はもっとロジンをつけろと言わるかもしれませんね。涙

ロジンの成分

袋の中に入っている粉末の成分は約80%が炭酸マグネシウムであり、約15%が松脂、約5%が石油樹脂です。

じんから
じんから

上記の成分比率は主に野球で使用されているロジンです。競技によって混合比率は異なります。

ロジンは体に悪い?

あれだけ白い粉が体の周りを舞っていると、投手は吸い込んでしまうこともありそうですよね。

でも大丈夫です!!

ロジンの主成分は医薬品にも使われている炭酸マグネシウムですので、非常識なぐらい大量に摂取しない限り体に害はありません。

じんから
じんから

大谷選手はロジンを付けた指をよく舐めているので、それはちょっと心配……

ロジンの禁止成分

審判団が検査したロジンのみ選手たちは使用することが認められています。

ロジンにも松脂は含まれているのですが、松脂自体を指に付けて投球することは認められていません

松脂の比率が高すぎるロジンは審判団の検査は通りませんね。

じんから
じんから

長年メジャーでは松脂の使用が黙認されていたようだけど……

メジャーでは近年粘着物質の取り締まりを強化

帽子のつばや首などに松脂をつけていることが疑われ、退場になったり出場停止になることがあります。

ロジンを付ける場所

ロジンは素手以外の場所に使用してはいけません。

すべり止めの効果があるからといって、グラブやスパイクの裏につけてはいけません。

ロジンは素手につけてはいいと言っても、つけすぎると相手チームからクレームが入ることもあるようです。

ミスタースモークホワイト

日ハムの伊藤大海投手はロジンをよく使うことから『ミスタースモークホワイト』と呼ばれています。

実際WBCでも伊藤選手がロジンを使いすぎてリリースポイントが見えづらいと、相手国からクレームが入ったほどです。

確かに投げる瞬間白い粉が舞っているようにも感じますね。

伊藤選手はクレームが入った後も、気にしていない様子でロジンを握り、剛速球を放っていました。

じんから
じんから

こ、、心が強い!

小さな巨人 石川投手

ヤクルトの石川投手もたっぷりとロジンをつけて投球する印象があります。

石川投手は技巧派投手ですので、少しのコントロールミスもしないようにすべりどめをたっぷりとつけているようですね。

おすすめのロジンバック

ロジンの主成分は炭酸マグネシウムだと聞いても、少しでも体に影響が少なそうなものを使用したいものですよね。

そこで天然成分を使用したロジンバックを紹介させていただきます。

天然成分である卵殻を使用した安心なロジンバック。

こちらは天然成分である卵殻を使用しています!

天然成分を使用していますが、もちろんすべり止めの効果はしっかりとありますので、お子様も安心してロジンを使用することができます。

最後に

この記事では投手の後ろに置いてあるロジンについて解説させていただきました。

投手はロジンを付けることで指先が滑りづらくなりますし、投球のあいだに間を作ることができたり、心を落ち着かせることができます。

そう考えると勝負どころではたくさんロジンを使用するかもしれませんね。

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