ドラフトで指名された選手たちは、これから厳しいプロの世界に入っていきます。
入ってくる選手がいれば、当然出ていく選手もいるのがプロの世界です。
ドラフトの結果をみてなのか、ソフトバンクと楽天は新たに2選手に来季構想外であることを通告しました。
この記事ではその4人の今季の成績を見ていきましょう。
ソフトバンク、楽天は新たに2選手ずつ戦力外通告
2023年に行われたプロ野球ドラフト会議で、ソフトバンクは支配下で7人、育成で8人の選手を指名し、楽天は8人の選手を支配下で指名しました。
支配下選手は1球団70名に抑えなければなりませんので、各球団戦力外通告を行わなければなりません。
今回はソフトバンクが戦力外通告をしたのは椎野新選手、増田珠選手の2人、楽天は和田恋選手と正隨優弥選手の2人です。
椎野新
椎野選手は国士館大学からドラフト4位でソフトバンクに入団した投手です。28歳。
最速152kmの速球と高い制球力が持ち味で、主に中継ぎで登板していました。
2019年は36試合に登板し、5勝2敗 6ホールド、防御率3.13の成績を残しましたが、2020年以降右肩痛の影響もあり成績は低迷。
今季は11試合にのみ登板しています。
登板数 | 防御率 | 勝利 | 敗北 | セーブ | ホールド |
---|---|---|---|---|---|
11 | 3.86 | 0 | 1 | 0 | 0 |
増田珠
増田選手は横浜高校からドラフト3位でソフトバンクに入団した外野手です。24歳。
高校通算33本塁打を放った打力は評価されており、熱男でおなじみの松田選手からとった『増男』の愛称でファンから親しまれていました。
なかなか1軍に定着することができず、今季1軍では35試合の出場です。
打席数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
75 | .182 | 3 | 1 | 0 | .528 |
まだ24歳なのでどこかの球団が声かけそうですけどね。ファームでは打率.250の成績です。
和田恋
和田選手は高知高校からドラフト2位指名を受け巨人へ入団した外野手です。28歳。
巨人に入団後、2018年にはイースタンリーグで本塁打王、打点王の二冠を達成。古川侑利選手とのトレードで2019年から楽天へ移籍します。
高校通算55本塁打を放ち、イースタンリーグでも本塁打王をとるなどその打力が魅力的。本職の外野手だけでなく、以前守っていた三塁手や一塁手など、様々なポジションをこなすユーティリティ性もあります。
和田選手は2軍では2023年も打点王を獲得するなどの活躍をみせているのですが、なかなか一軍では結果を残すことができません。
打席数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
6 | .200 | 2 | 1 | 0 | .367 |
中日の細川選手のように環境を変えたら大化けする可能性があると思います。今季ファームでは打率.289、71打点、16本塁打、OPS.876を記録しています。獲る球団あると思うけどな~。
正隨優弥
正隨選手は亜細亜大学からドラフト6位で広島に入団した選手です。27歳。
右の強打者として期待されての入団でしたが、なかなか一軍での出場機会を得られませんでした。
2022年に初めて行われた現役ドラフトによって広島から楽天に移籍しましたが、移籍1年での構想外となってしまいました。
打席数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2 | .000 | 0 | 0 | 0 | .000 |
ファームでは打率.280、7本塁打、53打点、OPS.826の成績です。2軍では悪くないのですが、一軍の投手の球に対応ができないのでしょうか。
現役ドラフトで移籍した選手で戦力外通告を受けたのは正隋選手で5人目となりました。
詳しくはこちらを参考にしてください。
厳しい世界ですね~。
最後に
この記事ではソフトバンクと楽天が新たに発表した構想外の選手を紹介させていただきました。
入ってくる選手がいれば出ていく選手もいるのは当然のことなのですが、プロの世界は厳しいですね。
現役続行を希望している選手には、声をかける球団が出てくることを祈っています。
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