野球のシーズンが終わってしまうと、プロ野球ファンはぽっかりと心に穴が開いてしまったように感じるのではないでしょうか。
「野球が観たいけどやっていない」そういうときには漫画で野球を楽しみましょう!
この記事では完結済みの野球漫画でオススメを10作品紹介させていただきます。
どれも完結しているのでせっかちさんでも大丈夫!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
完結済み野球漫画おすすめ10選
今回は私じんからが完結済みの野球漫画を10作品選ばせていただきました。
すべて私が読んだおすすめの野球漫画です!
ぜひ全巻大人買いして、シーズンオフに読み切ってしまいましょう!
野球熱がさらに高まって、来シーズンも楽しめること間違いなし!?
H2
漫画『タッチ』の作家でもあるあだち充先生の描く青春野球漫画です。
少年サンデーで連載されていました。
主人公は国見比呂。
中学野球で知らない人はいないほどの投手であった比呂は、医者から『ガラスの肘』と診断されたことによって中学で野球を辞めることを決意し、野球部のない高校へと進学します。
中学時代のチームメイトであるスラッガー橘英雄は名門高校の野球部へと進み、比呂の幼馴染である雨宮ひかりと交際しつつ、高校野球界で頭角を現していきます。
比呂は野球部のない高校へと進学しましたが、同佼の野球愛好会マネージャーである古賀春華と出会い、野球への思いに心が揺らぎます。
そんなある日、比呂を『ガラスの肘』と診断した医師がヤブ医者であったと報道され、物語ははじまります……
私はあだち充先生の時々くすっとしてしまう表現が大好きです!
二人のヒーロー(橘英雄&国見ヒーロー)とひかりや春華の関係。
主要登場人物みんなイニシャルが『H』なんですよね~。
『H2』とは一体どの二人を表すタイトルなのでしょうか??
熱い高校野球と爽やかな恋愛模様が描かれた、じんからが大好きな漫画です!
ダイヤのA
ダイヤのAは少年マガジンで連載されていた寺嶋裕二先生の作品です。
主人公は沢村栄純。
弱小中学野球部を引っ張ていたエースの沢村は、中学生最後の大会を自身の暴投で終わらせてしまいます。
一度も勝つことができずに中学野球を終えた沢村でしたが、最後の暴投に光るものを感じた東京の名門野球部から推薦入学の声がかかります。
中学の仲間と甲子園を目指すと決めていた沢村は興味を示しませんでしたが、どうせならと名門野球部へ見学に行った先で天才捕手御幸一也と出会います。
彼との出会いが沢村の人生における大きな転機となりました。
名門野球部に入ると同学年には剛腕投手 降谷暁がライバルとして立ちふさがり、熾烈なエース争いへと発展していきます。
エースは俺だ……その気持ちがとてもダイレクトに伝わる熱い高校野球漫画です。
ダイヤのAは本当に熱いんですよ。じんからが泣いちゃう場面も多いのです。
ダイヤのAには恋愛要素はほとんどありませんが、本当の本当に熱い高校野球漫画です。
青春を高校野球に捧げた球児たちの魂を楽しみましょう!
ダイヤのAは沢村が一年生の期間までの話なのですが、二年生からは『ダイヤのA act2』として描かれています。
こちらもすでに完結済みです!
ダイヤのA act2も引き続き熱い展開が続きます!
個人的にはact2の方が大好きで、心がめちゃくちゃ揺らぎます。
私もこんな高校野球をしてみたかった、と思えるような素敵な作品です。
クロカン
クロカンは漫画『ドラゴン桜』を描いた三田紀房先生の作品です。
ドラゴン桜はドラマ化されてすごく話題になりましたね。
あのときのギャル役が新垣結衣だったとは……
この野球漫画が他の作品と大きく異なるのは、主人公が高校野球の監督であるという点です。
そのため野球部を率いていくために考えることや、試合中の作戦などなど、プロ野球を見ていくうえで参考になることがたくさん描かれています。
『お金を取って練習を教える』『高校生でプロ契約をする』などなど主人公であるクロカンは超破天荒な監督ですが、どこか人を惹きつける魅力があることも事実。
まさに『オレ流』で弱小野球部を強くしていきます。
さらに高校生らしい部員たちの心の揺らぎに私は少し涙してしまいます。
三田先生は泣かそうとしてなさそうだけど泣いちゃうんですよね。もしかして私が涙もろいだけ?
砂の栄冠
この砂の栄冠もクロカンに引き続き漫画『ドラゴン桜』を描いた三田紀房先生の作品です。
砂の栄冠の主人公は七嶋裕之。
高校二年生からレギュラーで活躍していた七嶋はあと一歩のところで甲子園出場を逃してしまいます。
そして新チームが発足し、新チームのキャプテンとなった七嶋の前に謎の老人が現れます。
その老人から七嶋は現金1000万円を預かり、この1000万円を使って新チームで甲子園を目指すことになるのです。
この七嶋にカリスマ性があって応援したくなるんですよ。
監督である『ガーソ』こと曽我部公俊を小馬鹿にする描写や、七嶋の心の内側。
自分を高校野球というビジネスの商品であることを理解する七嶋。
他に類を見ない高校野球漫画、是非お試しください!
群青にサイレン
群青にサイレンは漫画『いちご100%』を描いた桃栗みかん(河下水希)先生の作品です。
いちご100%は少し青少年の心をくすぐるセクシーな描写の多い漫画でしたが、この群青にサイレンは高校球児たちの心の機微を描いた作品です。
高校野球自体を楽しむというよりは青春時代特有の繊細さに触れる作品です。
主人公の吉沢修二は従弟である吉沢空にエースを奪われ、少年野球を辞めた過去を持ちます。
同じ高校に進学した二人は野球部で再会。
修二は空を見返そう投手として磨きをかけますが、またもや空に敗れてしまいます。
落ち込む修二ですが、このあと修二は捕手に転向して空とバッテリーを組まなくてはならなくなります。
空へのコンプレックスに苦しむ修二は果たして空と本当の『バッテリー』を組むことができるのでしょうか。
ルーキーズ
ルーキーズはドラマ化されて人気があったので読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
作者は漫画『ろくでなしブルース』『べしゃり暮らし』を描いた森田まさのり先生です。
不良高校にやってきた熱血教師の川藤幸一は、野球の素人ですが超がつくほど熱い男。
野球部とは名ばかりで全く練習をしていない安仁屋たち野球部員を横目に、野球を真剣にやりたい御子柴。
野球を続けることに対して心の折れかけていた御子柴でしたが、川藤の心に触れてもう一度野球部を再建することを誓います。
元スタープレイヤーでありながら野球を諦めてしまった安仁屋を中心に、何か熱いものを求めていた野球部員達は川藤に影響を受けて、ゆっくりと野球の道へと動き出します。
森田先生らしい『不良』&『野球』という組み合わせ。
ドラマでは描かれていないことも漫画にはたっぷりと含まれています。おすすめ!
個人的に新庄のエピソードが大好きなんです。この漫画は熱い男ばかり。
ドリームス
ドリームスは漫画『風光る』『4P田中くん』を描いた七三太郎先生が描いた作品です。
野球漫画らしい魔球や人並外れた身体能力がふんだんに描かれた作品で、現実味はあまりありませんが読み物としてとても面白いです。
主人公の九里武士は野球の腕前は超一流ながら、その素行の悪さから名門高校のセレクションから追い出された問題児です。
しかし夢の島高校の監督は九里の野球へのまっすぐな心を信じ、彼を入部させることに決めます。
元不良である彼の足を引っ張ろうとする人物は多く、短気である彼は幾度となく怒りをぶつけてしまいそうになりますが、つい監督に伝えてしまった『メジャー』という夢を胸に、従来の型にはまらない方法で高校野球のスターへの道を目指していくことになります。
いろいろな魔球が握り方と共に出てくるので、つい投げたくなります!もちろんそうは曲がらないんでしょうけど……
メジャー
メジャーは週刊サンデーで連載されていた満田拓也先生の作品です。
主人公である本田(茂野)五郎の小学生時代からメジャー挑戦までを描いた作品で、彼の心の強さや野球への思いが伝わってきます。
五郎は小学生のころにプロ野球選手であった父を、頭部へのデッドボールで亡くしてしまいます。
しかし持ち前の心の強さと、周りの支えもあって五郎は父と同じく大好きな野球を続けていきます。
天から与えられた野球の才能がありながら、普通の人であれば挫折してしまうような状況に何度も陥りますが、五郎は決してあきらめません。
逆境に強く、最後は大逆転してしまうヒーローのようです。
父にデッドボールを当ててしまった投手と再会するシーンがあるのですが、あれは心にぐっとわきあがるものがあります。
続編というわけではないのですが、茂野五郎の息子が主人公となったメジャーセカンドが現在も少年サンデーで連載中です!
ちょこちょこと茂野五郎自身も登場するので、気になった方はメジャーセカンドも是非読んでみてください。
ミスターフルスイング
ミスターフルスイングは週刊少年ジャンプで連載されていた鈴木信也先生の作品です。
この作品もドリームスのように魔球が出てきたり、必殺技のようなものが多く登場するので、あまり野球のルールに詳しくない方でも面白く読める内容だと思います。
また漫画の序盤はギャグ要素が強く、ぷっと吹き出してしまうような場面が多いです。
終盤に向けて野球の描写が増えていくので、どんどんと引き込まれていく作品だと思います。
主人公は猿野天国です。
猿野は野球の素人ながら、マネージャーである鳥居凪に一目ぼれして野球部に入部します。
野球部には個性豊かな部員が多く、彼らからの影響を受けながら猿野はものすごいスピードで成長していきます。
ミスターフルスイングのタイトルは中村紀洋をイメージしており、彼から着想を得た漫画のようです。
泣くようぐいす
泣くようぐいすは週刊少年マガジンで連載されていた木多康昭先生の作品です。
さきほどのミスターフルスイングはギャグ要素が強いと言いましたが、こちらの泣くようぐいすは完全にギャグ漫画です。
野球部を舞台にしており野球の描写もあるのですが、脱線が多くギャグのイメージが強く残ります。
いつもアホなことを言っている主人公の千石うぐいすが時々野球でシリアスな表情を見せるのもかっこいいんですけどね……
紹介する最後の作品でしたので、野球を題材にしたギャグ漫画を選ばせていただきました!
疲れている日にはお腹を抱えて笑いましょう!
漫画を読むなら
漫画を購入して紙で読むのも良いですが、電子書籍ならいつでもどこでもスマホで読むことができます!
面白い野球漫画を読めるおすすめアプリをご紹介します。
スキマ
まさにスマホでスキマ時間に楽しむことができるアプリです。
人気の漫画が32000冊以上無料で読めるので、お気に入りの作品を読みながらぜひ見つけてみてくださいね。
今なら先述した『クロカン』や『ドリームス』が無料で読めるようです!
Amebaマンガ
アメブロを運営するサイバーエージェント社が行う漫画サービス。
今無料会員登録をすると、100冊まで半額で漫画を購入することができます!
これを機に、気なる漫画をまとめ買いしちゃいましょう!
最後に
この記事では完結済みの野球漫画を10作品紹介させていただきました。
シリアスな話からギャグ色の強いものまで様々なタイプを選びましたが、気になる漫画はありましたでしょうか?
ぜひシーズンオフは野球漫画を読んで楽しみましょう!
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