本ページにはプロモーションが含まれています。

ヤクルトはなぜ応援で傘を使うのか、その理由や歴史、グッズとしてどこで売っているのかも解説

野球のあれこれ

ヤクルトスワローズの試合をはじめて観た人たちは、たくさんの傘が開かれてきらきらと輝く様子に驚くのではないでしょうか。

ヤクルトスワローズの応援では、得点が入るたびに『東京音頭』が流れ、その東京音頭に合わせて小さな応援傘を振っています。

このミニ応援傘を振る理由と、いつから振るようにになったのか、この記事ではわかりやすく解説させていただきます。

スポンサーリンク

ヤクルトスワローズの応援傘とは

ヤクルトスワローズの応援では、小さな応援傘を使用するのが恒例となっています。

「恒例と言われても、応援傘の使い方がわからない…」初めての野球観戦で心配している方でも大丈夫。

応援傘を使用するタイミングはとてもわかりやすく、東京音頭が流れたタイミングで傘を開き、縦に軽く振ります。

そして東京音頭が終わるタイミングで傘をくるくると回す

これを知っておけば応援傘の使い方はばっちりです!

東京音頭は盆踊りの定番曲として知られ、ヤクルトの他にはJリーグのサッカーチームであるFC東京の応援歌としても使用されています。

東京音頭はヤクルトスワローズに得点が入ったときと7回に球場に流れますので、その演奏に合わせて応援傘を振ります。

じんから
じんから

ヤクルトファンが一体となって応援傘を振る様子はまさに壮観!一度は現地で体験してみて欲しいです。

22:00以降は神宮球場での鳴り物は禁止されているので、得点しても東京音頭は流れません。でもなんとなくのメロディーで皆さん傘を振っています。

他のプロ野球球団ではやっていないこの独特な応援スタイルですが、ヤクルトスワローズはいつから傘を使用した応援をはじめたのでしょうか。

いつから応援傘を使いだしたのか

ヤクルトスワローズの前身は、国鉄スワローズとしてプロ野球に参入した球団です。

スワローズの変遷についてはこちらの記事でまとめています。

国鉄スワローズからサンケイ スワローズに変更された1965年頃、スワローズの応援の中心にいた人物が、応援団の名物団長として知られた岡田正泰さんです。

岡田さんは現在のヤクルトスワローズの応援団である『全国ツバメ軍団』の基礎を築いた人物として知られており、岡田さんが傘を使用した応援を考案したと言われています。

岡田さんは2002年に亡くなってしまいましたが、ヤクルトの池山選手は2002年10月に行われた引退試合のスピーチで、「ライトスタンドの岡田のオヤジ、ありがとう!」と感謝の思いを伝えていたほど、スワローズファンの象徴ともいえる人物でした。

池山選手は2023年現在ヤクルトスワローズの二軍監督を務めています。

「たとえ大敗しようとファンに楽しんで球場から帰途についてもらいたい。ファンに喜ばれるというのがオレのポリシーだ。強制なんかしねえよ。応援を楽しむことによりファンがノって、そのファンの応援で選手をのせられれば、最高じゃないか。な、そうだろ」

Wikipediaの岡田さんのポリシーより引用

岡田さんは常にスタンドで応援しているファンの方を向いて、ファンに喜んでもらおうと考えていた人でした。ファンを盛り上げ、背中で選手たちを鼓舞し続けていました。

そんな岡田さんが考案したのが傘を使用した応援でした。

なぜ応援で傘を使用したのか

もっとファンを盛り上げて、選手たちのプレイを勢いづかせることはできないか。

そう考えた岡田さんは、より観客が多くいれば選手たちも気分よく試合ができるのではないか、と考えたのです。

そして少しでも多くの観客がいるように見せるために、ビニール傘を使った応援を考案しました。

傘を使用することによってひとりでも多く観客がいるように見せられればと、選手たちを気遣ってはじめた応援のやり方なのです。

じんから
じんから

観客が少ないと選手たちのモチベーションは上がりませんね。なるべく球場に行かねば!

ビニール傘を使った応援は名物となり、ファンも楽しみながら傘を振り続けました

岡田さんのポリシーである「ファンが楽しんで、選手もノる」を体現した応援が、まさに応援傘を使用した応援スタイルなのです。

ミニ応援傘はどこで売っている?

応援傘は球場にあるヤクルトスワローズのグッズ売り場に必ず売っています

ひとつ1000円程度ですしサイズも小さいので、気に入ったデザインの応援傘を見つけたらその都度購入しても良いですね。

じんから
じんから

もう持っているのについつい買い足してしまうのが応援傘なんですよね。

ですがはじめての観戦だと混んでいるグッズ売り場で購入するのは少しハードルが高いかもしれないので、事前にAmazonで購入しておくこともできます。

応援傘を使うときのマナー

応援傘を使用する際には、周りのお客さんに迷惑をかけないように気を付けましょう

ヤクルトスワローズの応援で傘を使うことは多くの方が知っていますが、不快に思う方がもしかしたら隣の席に座っているかもしれません。

そのため応援傘はなるべく大きく横には振らず、くるくると回したり、縦に振るようにしましょう。

また、雨が降ってきたからといって応援傘を雨避けとして使用するのはやめましょう

球場で雨具として傘を使用するのは禁止されています。

特例として、ミニ応援傘の使用が認められているのです。

雨が降ってきても大丈夫なようにポンチョやレインコートを事前に用意しておくと、雨も気にならずに観戦することができます。

神宮球場に緑色のビニールポンチョが売っていますが、使い捨てに近いような素材ですので、事前に買って持っていくのがおすすめです。

球団は球場で売っているビニールポンチョの色で揃えたいという想いもあると思うので、なるべくそれに近いような色合いのレインコートを用意しておきましょう。

最後に

この記事ではヤクルトスワローズの応援に行く際の必需品ともいえる応援傘について解説させていただきました。

球場でたくさんの応援傘に光が反射する様子はとても綺麗で、例え試合に負けてしまったとしても心に残るものがあります。

他にも球場に行く際にあると便利なものをこちらで紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

皆さんも応援傘を準備して、ぜひ神宮球場に足を運んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました