2023年シーズンが終わり、CSに進めなかった球団のファンの方々を中心に来季へと興味が移り始めています。
そんな来季の編成に大きく関係しているのが10月26日(木)に行われるプロ野球ドラフト会議。
今年のドラフトは即戦力投手が豊作との前評判ですが、超高校級投手たちも高い評価を得ています。
大学生のドラフト候補、東都リーグの即戦力投手7人(神セブン)について詳しくはこちらを参考にしてください。
この記事では2023年ドラフト候補の高校生でナンバーワン左腕と評される3人を紹介したいと思います。
2023年ドラフト候補!高校世代ナンバーワン左腕は?
2023年ドラフトで上位指名の可能性がある高校生投手を3人紹介させていただきます。
今回紹介する3人はどこの球団も欲しいであろうサウスポー(左腕)投手です。
大学生や社会人のように入団後即戦力として計算できるかはわかりませんが、各選手潜在能力を秘めた若き投手たちです。
今回は世代ナンバーワン左腕との呼び声の高い大阪桐蔭 前田悠伍選手、履正社 福田幸之介選手、享栄 東松快征選手を紹介させていただきます。
こちらの記事はYouTubeで聴くこともできます。
前田悠伍選手とは
前田悠伍(まえだゆうご)選手は2005年8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身の高校野球選手です。ポジションは投手。左投げ左打ち。
🏆 U18日本代表🇯🇵世界一!!!🏆
— アマ野球@ドラフト (@amaswallow) September 10, 2023
選考時点で色々言われたこともありましたが、これが馬淵野球であり、明徳義塾野球ですね⚾️また、決勝戦を完投した前田悠伍(大阪桐蔭3)は流石の一言。
pic.twitter.com/ehOFDqYCYw
小学生から野球を始め、中学時代は湖北ボーイズでプレーし、大阪桐蔭高校に進学。
湖北ボーイズは滋賀県を代表する名門野球チームであり、現巨人の横川投手や現中日の土田龍空選手らを輩出しています。
湖北ボーイズ時代に前田選手は日本代表に選出され、元木大介監督の元世界一を達成しています。
大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りを果たし、明治神宮大会ではチームを2年連続優勝へと導きます。
甲子園には2年の春に日本一、夏にベスト8、3年の春にベスト8と何度も全国の舞台で躍動しています。
強豪大阪桐蔭のエース・主将だけあってその人気・知名度は抜群で、最も世代ナンバーワン左腕の呼び声が高い投手です。
前田選手のプレースタイル
179cm、75kgのすらりとした体格から、最高球速148kmの速球がテンポよく投げ込まれています。
チェンジアップやスライダーなどの変化球を巧みに操り、奪三振能力の高い投手です。
速球は150kmには届きませんが、球速以上に速さを感じさせるノビのある球質は評価が高く、常時140kmを越える直球をコースよく投げ込むことができ、試合を作る能力に長けています。
世界大会への出場経験も豊富で、大舞台に強いマウンド度胸はまさにプロ向きと言うことができるでしょう。
福田幸之介選手とは
福田幸之介(ふくだこうのすけ)選手は2005年8月11日生まれ、大阪府大阪市出身の高校野球選手です。ポジションは投手。左投げ左打ち。
福田幸之介
— みしマン (@mishimangn) September 27, 2023
不沈艦を沈めた男。スカウトのガンながら夏に150km/hに到達し、府大会決勝で大阪桐蔭を3安打完封。センバツ時はかなり四球が多かったが、夏は半減させるなど成長著しい。過去、MAX150km/h以上の高卒左腕のほぼ全員が上位指名されており、福田も続きたい #みしメモpic.twitter.com/rpE8lnVs0D
小学生から野球を始め、中学時代には大阪柴島ボーイズでプレーし、履正社高校に進学。
履正社高校では1年の秋からベンチ入りしますが、同学年には好投手の増田選手がいたので、背番号1を増田選手、背番号10を福田選手がつけて最後の夏へと臨みました。
3年生の夏、大阪大会の決勝では福田選手が先発し、ライバルである大阪桐蔭を3安打完封に抑え、甲子園出場を決めました。
福田選手のプレースタイル
180cm、83kgと体格に恵まれ、最高球速151kmの速球とキレのあるスライダーを武器として奪三振能力に長けた投手です。
直球には力強さがあり、バットに当たっても簡単には前へは飛ばさせません。
スライダーの他にはカーブやチェンジアップを投げ分け、バッターに的をしぼらせません。
さらに履正社の同級生には増田投手もいたので、福田投手はリリーフ経験も豊富です。
短いイニングを力で投げ切る中継ぎや抑え投手としての適正も高いのではないかと評されています。
東松快征選手とは
東松快征(とうまつかいせい)選手は2005年4月9日生まれ、愛知県出身の高校野球選手です。ポジションは投手。左投げ左打ち。
【2023ドラフト候補】享栄 東松快征(3年) 8奪三振 全国高校野球選手権愛知大会 3回戦 pic.twitter.com/XiA1aK1Z44
— ドラフト候補動画 (@draftvid) July 16, 2023
小学生から野球を始め、中学時代は東海中央ボーイズでプレーし、享栄高校に進学。
大阪桐蔭や横浜高校といった全国屈指の強豪校からの誘いを断り、地元の享栄高校を選びました。
享栄高校は1983年以来甲子園の舞台には登場していませんが、数年に一度プロ野球選手を輩出している中堅高校です。
現在中日ドラゴンズでプレーする大島洋平選手は享栄高校から駒澤大学、日本生命を経てプロ野球の世界に足を踏み入れました。
中京大中京高校や愛工大名電、東邦高校などの名門校がひしめく中での甲子園出場は難しく、東松選手は高校時代に甲子園出場経験はありません。
甲子園に出場した左腕である前田悠伍投手や福田幸之介投手に一般的な知名度では劣るものの、スカウトの中では世代ナンバーワン左腕との呼び声も高いピッチャーです。
東松選手のプレースタイル
左腕から放られる最速152kmの威力ある速球が東松選手の一番の魅力です。
最高球速の話をすると『剛』のイメージが強くなる東松選手ですが、カーブでタイミングをはずすなど『柔』の投球もこなします。
変化球はスライダー、ツーシーム、フォーク、カーブなどを操り、変化球でもしっかりとカウントを取ることができる点もスカウントの間で評価されています。
また179cm、91kgという恵まれた体格は、重量挙げの元日本チャンピオンである父東松宏典さんの影響なのかもしれません。
自宅にはトレーニング器具がたくさんあるらしい…それは鍛えてしまいますね!
兄の佑征さんも大学で重量挙げをしており、中部の大学生を対象としたウェイトリフティングの大会では見事準優勝に輝いています。
最後に
今回は世代を代表する3人の左腕投手、前田悠伍投手、福田幸之介投手、東松快征投手を紹介させていただきました。
皆さんはどの選手が世代ナンバーワンだと思いますでしょうか?
どの選手にもそれぞれ魅力がたっぷりと詰まっていますので、誰かひとりでも応援している球団に入団すると良いですね。
どこの球団に行っても私は3人を応援します!!
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