ハルキスト？ナミキスト？～西川遥輝選手・並木秀尊選手

今シーズンの新たな戦力として加わった西川遥輝選手。端正な顔立ちから女性人気が高く、その熱狂的なファンの方は〝ハルキスト〟と呼ばれています。しかしヤクルトスワローズファンにはハルキストだけでなく、ナミキストも存在します！

西川遥輝選手、並木秀尊選手の魅力に迫る

数多くのファンを魅了している西川遥輝選手、並木秀尊選手。今回は両選手に注目してその魅力に迫りたいと思います。ヤクルトスワローズで同じポジションを争うことになるかもしれない、俊足がウリの選手二人についてまとめてみました。

ハルキストとは？

【ハルキスト】という言葉は元々は作家・村上春樹さんのファンを指す言葉でお馴染みですよね。村上春樹作品の世界観を愛するファンのことを【ハルキスト】ということなら知っていた、というヤクルトファンは多いのではないでしょうか。村上春樹さんは、３人しかいないヤクルトスワローズファンクラブの名誉会員であり、ヤクルトスワローズの公式ホームページにも７回メッセージを寄せています。

ヤクルトスワローズのファンクラブ名誉会員
・出川哲朗さん
・村上春樹さん
・さだまさしさん

語源としては村上春樹さんの【ハルキスト】が先ですが、同じ名前の西川遥輝選手（にしかわはるき選手）の熱狂的ファンについても【ハルキスト】と呼ばれるようになったようです。

西川遥輝選手の魅力とは～ハルキスト

西川遥輝選手
【出身地】和歌山県
【生年月日】1992年4月16日生まれ(31歳)
【身長/体重】181㎝/79kg
【投球/打席】右投左打
【ポジション】外野手
【経歴】智辯和歌山～2010年北海道日本ハムファイターズドラフト2位～2022年楽天ゴールデンイーグルス～ヤクルトスワローズ

抜群のバットコントロールと俊足が武器。通算332盗塁、4度の盗塁王、2度のベストナイン、4度のゴールデングラブ賞という素晴らしい実績。山田哲人選手とは同学年で高校時代にはお互いを意識し合い、練習着を交換し合った仲。山崎晃大朗選手とは同郷で少年野球チーム、同じ中学に通っていました。↓西川選手については詳細に書いた記事があるので是非読んでみてくださいね

春季キャンプ中継を観ていても感じるのは、そのスター性です。西川選手の周りにたくさんのファンが集まる様子を見て丸山和郁選手が驚いていましたが、やはり多くのファンを魅了してきた選手はオーラが違う！と思いました。

また、外野ポジションであるにもかかわらず内野特守にも参加するなど〝練習の虫〟と言われてきたのがよく伝わります。「何事にも生きてくるかなと。打つ方にも走る方にも生きてくる。体力が続く限りやりたい」と謙虚に語っていました。楽天からの戦力外通告を受けて、その後ヤクルトスワローズに新加入となったわけですが、十分に実績のある選手の熱心な姿には若い選手たちにとっても良い刺激になるのではないでしょうか。

入団会見でも語っていた通り、ぜひもう一花咲かせてもらいたいですね！

並木秀尊選手の魅力とは～ナミキスト

並木秀尊選手
【出身地】埼玉県
【生年月日】1999年3月23日生まれ(24歳)
【身長/体重】170㎝/70kg
【投球/打席】右投右打
【ポジション】外野手
【経歴】川口市立川口高等学校～獨協大学～2020年ヤクルトスワローズドラフト5位

並木選手と言えば、やはり球界一の俊足ですよね！大学３年秋に参加した日本代表候補合宿の50ｍ走計測では、五十幡亮汰選手の5秒42を上回り5秒32を記録。五十幡選手は「サニブラウンに勝った男」と呼ばれていることから、並木選手は「サニブラウンに勝った男に勝った男」との異名が付いています。

昨シーズンは自己最多となる82試合に出場し、リーグ3位の15盗塁をマーク。出場機会さえ増えれば盗塁王は間違いないでしょう🌟バッティングや守備力が上がればスタメン起用が増えてくるはずです。前述の西川選手も俊足が武器ですし、ポジション争いをすることになりますが「西川さんは走塁のスペシャリスト。盗めるだけ盗んで自分のモノにしていきたい」と貪欲に語っていました。

並木選手と言えば、2023年5月24日の対阪神戦での後逸による悪夢のような逆転負けを思い出してしまうファンの方も多いと思います。（ノイジー選手が高く打ち上げた外野フライを見失いました）高津監督からは「何とかしてやろうという気持ち、顔に当ててでもという気持ちがなかった」と苦言を呈されてしまいました。

その後チャンスを貰えたのは1か月後。しかしその試合で並木選手が大活躍します。逆転負けをした日に並木選手を批判していた多くのヤクルトファンが掌返しをし、スタメン起用のなかった１か月の間に並木選手が積み重ねていた努力の成果を感じたのでした。

出塁さえしてしまえばどんどん進塁できるだけの驚愕の俊足の持ち主です。今季は「上半身をリラックス」をテーマに出塁時に無駄な力を省く構えを意識して盗塁を試みるそうです。盗塁のスペシャリストとして、ぜひチャンスを掴み取って欲しいですね！めざせ盗塁王！

最後に

【ナミキスト】については【ハルキスト】と比べると認知度はまだまだかもしれませんが、今シーズンは西川選手の活躍も並木選手の活躍も期待大のシーズンになると思っています。両選手ともに俊足がウリですが、並木選手は経験豊富で素晴らしい実績の西川選手からどんどん吸収して将来的には西川選手のようになってもらいたいです。スタメン起用を争うことになるかもしれない両選手に今後も注目していきたいですね！