FA宣言期限を14日で終え、多くの選手がFA宣言を行い、他球団へ自身の評価を聞く形となりました。
すでに西川選手はオリックス、山川選手はソフトバンクと予想通りの報道が出始めていますが、ヤクルトファンとしては山﨑福也選手の動向が気になりますね!しかしまだ山﨑選手の契約情報はわかっていません。
FAを行使するか注目されていた中田翔選手はFAをせず、契約の破棄ができるオプトアウト権を行使して自由契約選手になることがわかりました。
今回は中田翔選手の移籍先として噂されているあの球団の一塁手事情を解説したいと思います。
中田翔の獲得が噂される球団
中田翔選手の移籍先を考えたとき、お子さんの関係で関東を選ぶのではないかと思い、個人的には千葉ロッテが獲得に乗り出すのではないだろうか、と思っていました。
しかし一向にロッテから本格的な獲得調査の報道は出てきません。
どうなるのかなぁと思っていたところでこのオプトアウト権行使の報道。
最初に報じたのは中日ドラゴンズの親会社である中日スポーツでした。
FA宣言に備えて中日はずっと中田選手の調査を進めていた、そして契約先の目星がついていない段階での自由契約は非常にリスクが高いということから、中田選手は中日との話が進んでいるのではないか、と私は推測します。
中田選手は巨人では代打での出場が増え、出場機会を求めて移籍先を探しているということでした。
外野手の経験はありますが、一塁手の守備に定評のある中田選手ですのでできれば一塁手で使いたいところ。
そこで中日ドラゴンズの一塁手事情を調べてみることにしました。
2023年に一塁手で出場した選手は8人
2023年に一軍で一塁手を守ったのは8人でした。
・ビシエド 90試合 ・細川成也 28試合
・溝脇隼人 18試合 ・石川昂弥 17試合
・宇佐見真吾 15試合 ・福田永将 10試合
・堂上直倫 2試合 ・鵜飼航丞 1試合
引退した選手や本職でない選手が混ざっていますね。
この中で来季も一塁手として多くの試合に出場する可能性があるのはビシエド選手と石川昂弥選手です。
石川選手は膝の状態と失策数の多さから一塁手を守る可能性はありますが、本職は三塁手です。
そして2021年オフに3年契約を結んでいるビシエド選手がいますので、中田選手を獲得した場合はビシエド選手との併用ということになります。
ビシエド、石川昂弥、中田翔の成績を比較
守備力では通算5回ゴールデングラブ賞を受賞した中田選手に分があると思いますが、打撃成績はどうなのでしょうか。
2023年の3選手の打撃成績を比較してみましょう。
名前 | 試合数 | 打席数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|
中田翔 | 92 | 288 | .255 | 37 | 15 | .770 |
ビシエド | 91 | 347 | .244 | 23 | 6 | .641 |
石川昂弥 | 121 | 464 | .242 | 45 | 13 | .676 |
ビシエド選手よりも中田選手のほうが長打力がありますね。ビシエド選手は2016年に来日して以来初の一桁本塁打という成績になってしまいました。しかし中田選手、ビシエド選手はともに1989年生まれです。そう考えるならば一塁手でしか出場できなくても石川選手を使った方が将来的にはいいように思います。一番いいのは石川選手の守備が向上して三塁を守ることなんですけどね~。
2023年 中日ドラゴンズのドラフト指名選手
中日ドラゴンズは2023年ドラフトにおいて支配下で6人、育成で4人の選手を指名しています。
順位 | 支配下 | 育成 |
---|---|---|
1位 | 草加勝(投手) | 日渡騰輝(捕手) |
2位 | 津田啓史(内野手) | 菊田翔友(投手) |
3位 | 辻本倫太郎(内野手) | 尾田剛樹(外野手) |
4位 | 福田幸之介(投手) | 川上理偉(外野手) |
5位 | 土生翔太(投手) | |
6位 | 加藤竜馬(投手) |
支配下で指名している2人の内野手はどちらかと言えば守備に定評のある選手ですので、一塁手を守らせることは考えにくいのではないでしょうか。
最後に
今回は自由契約になった中田翔選手の獲得先として噂されている、中日の一塁手事情についてお話させていただきました。
中日は山川穂高選手の調査報道もありましたので、長距離砲の獲得を狙っているようですね。
中日はいい先発陣が揃っているので、得点力が上がると脅威です……
来季の中日ドラゴンズの編成にも注目です!!
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