10月3日の朝、新たに戦力外の選手情報が出てきたので、そちらをまとめたいと思います。
昨日はヤクルトの戦力外通告を紹介させていただきました。
10月3日の朝に新たに判明したのは6人の選手たちの構想外です。
巨人は中島宏之、阪神は高山俊選手、北條史也選手、DeNAは宮國椋丞投手、田中健二郎投手、平田真吾投手との契約を来季は結ばないことを通達しました。
阪神の高山選手と言えば、ヤクルト前監督真中満さんの間違えガッツポーズが話題となりました!
彼らの今季の成績を紹介していきます。
支配下の選手への戦力外通告は2回に分けて行われます。1回目はクライマックスシリーズ開幕の前日まで。2回目はクライマックスシリーズ終了後の翌日から日本シリーズ終了の翌日まで。
※日本シリーズ出場チームは日本シリーズ最終戦の5日後まで認められています。
3日に判明したセリーグの来季構想外
昨日はヤクルトが7選手と来季契約を結ばないことが判明しましたが、本日は巨人から1名、阪神から2名、DeNAから3名戦力外通告との情報が入りましたので各選手の成績を紹介させていただきます。
追記:DeNAは笠原祥太郎投手、池谷蒼大投手、田中俊太選手、スターリン・コルデロ投手、東出直也選手、大橋武尊選手、加藤大投手とも来季契約を結ばないと発表。
追記:阪神は板山祐太郎選手、山本泰寛選手、二保旭投手、渡辺雄大投手、小林慶祐投手、望月惇志投手と来季契約は結ばないと発表。
追記:巨人は三上朋也選手と来季契約を結ばないと発表。
中島宏之(巨人)
中島選手は春のキャンプで右手を骨折し出遅れてしまい、今季初めての1軍合流は7月となってしまいました。
日ハムから中田選手、広島から長野選手の移籍や秋広選手など若手の台頭により出場機会は得られませんでした。
こちらは一軍での成績です。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
8 | .278 | 0 | 0 |
こちらはファームでの成績です。本塁打はありませんが、打率は悪くはないと思います。
中島選手に期待する打力からすると物足りないですね。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
67 | .267 | 0 | 19 |
中島選手は通算2000本安打まで72本と迫っているので、41歳という年齢ですがどこかで現役続行して欲しいです。
今季1軍、2軍通して本塁打が0本と不本意な結果に終わってはいますが、2割後半の打率を残してはいますので、代打の切り札として手を挙げる球団はあるのではないでしょうか。
ベテランの今後に注目です。
高山俊選手(阪神)
高山選手が明治大学時代に打ち立てた東京六大学通算最多安打記録(131本)はいまだ破られていない記録で、卓越したバットコントロールに飛躍を期待する阪神ファンが多かったのですが、構想外という結果になってしまいました。
高山選手の今季一軍出場はなく、二軍での出場のみとなりました。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
92 | .249 | 9 | 37 |
ファームでの成績をみるとなかなかいいような気がしますが、阪神の外野陣は近本選手やミエセス選手、ノイジー選手、島田選手、若手では森下選手や前川選手などタレントが豊富ですので、その中から抜きんでることは難しかったのかもしれません。
ファームではOPS.741という成績を残しているので、30歳という年齢を考えてもどこかの球団で続けられるのではないでしょうか。
北條史也選手(阪神)
北條選手は今季一軍での出場はありませんでした。
北條選手は鉄人鳥谷選手の後を継ぐ正遊撃手候補として期待されていましたが定着できず、2021年には左肩の手術を経験。
その間に遊撃手として中野選手が台頭し、今季は木浪選手も結果を残したことから一軍に呼ばれることはありませんでした。
こちらはファームでの成績です。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
78 | .234 | 2 | 19 |
遊撃手としては守備が安定していれば悪くはない打撃成績だと思うのですが、北條選手は少し守備で安定感に欠けるという評価も多く、そこが気になる球団もあるのではないでしょうか。
しかしまだ29歳という年齢ですので、高校時代に「坂本2世」と呼ばれていた打力をどこかの球団で開花させる可能性もあると思います。
宮國椋丞投手(DeNA)
宮國選手は2020年に巨人から戦力外を受け、その後トライアウトを経てDeNAに入団しました。
今季一軍での登板はリリーフでの2試合、投球回数は4回にとどまりました。
登板数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6.75 |
そしてこちらはファームでの成績です。
登板数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
31 | 3 | 3 | 0 | 0 | 4.72 |
ファームでも主にリリーフとして登板していましたが、安定感を欠く成績となっています。
31歳で一度トライアウトを経験していることから、他球団から話があるかは難しいところです。
宮國選手の今後は未定ですが、DeNAからは球団スタッフ入りの打診があるようです。
田中健二郎投手(DeNA)
田中選手は入団後リリーフとして重用されていましたが、2019年にトミージョン手術を経験し育成契約。その後2021年に支配下へ復帰していました。
左のワンポイントとして登板機会を得ていましたが、今季1軍では11試合の登板にとどまっています。
登板数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4.09 |
こちらはファームでの成績です。
登板数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
27 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1.37 |
ファームでは防御率1.37、WHIP 0.99という好成績を残しています。
現役続行を希望していますし左のワンポイントは貴重ですので、34歳という年齢ですがどこかの球団が声かけるのではないでしょうか。
ヤクルトとか手を挙げても面白いんじゃないですかね。
平田真吾投手(DeNA)
平田選手は貴重な中継ぎの一角として球団に貢献してきましたが、2021年と2022年に手術を経験するなど怪我に悩まされ、今季の一軍登板はありませんでした。
登板数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
29 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2.51 |
ファームでの成績は悪くはありませんが、34歳という年齢から現役は難しいかもしれません。
DeNAからは宮國投手と同じく球団スタッフ入りの打診があるようです。
最後に
今回は新たに戦力外が判明した6選手を紹介させていただきました。
現役続行を希望している選手たちは、無事加入球団が見つかると良いですね。
現役引退する選手たちの第二の人生も応援しています。
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