CS敗退のソフトバンク藤本監督が退任、後任は小久保2軍監督が最有力！昨晩の試合を振り返る

昨日行われたクライマックスシリーズ第3戦で、千葉ロッテマリーンズに敗れたソフトバンクは試合終了直後に藤本監督の退任を発表しました。

後任は現在2軍監督を務める小久保裕紀さんが最有力とのことです。

この記事では昨日の試合の振り返りと藤本監督の退任について紹介します。

CS第3戦ロッテ vs ソフトバンク

第1戦はロッテ、そして第２戦はソフトバンクに軍配があがり迎えた第3戦。

引き分けの場合はリーグ２位のロッテがファイナルへ進出ですが、勝った方がファイナルに出場するというわかりやすく緊迫のした１戦となりました。

注目の先発はロッテが小島投手、そしてソフトバンクが和田投手という早稲田大学出身投手対決として、試合前からファンの間では盛り上がりをみせていました。

実際先発の二人は好投をみせ、和田選手は5回を投げ被安打２、2四球失点０で降板。対する小島選手も6回1/3を投げ被安打4、３四死球失点0でマウンド降りました。

その後リリーフ対決となりますが試合は９回を終わり0-0のまま延長戦に突入します。

試合が動いたのは10回表

試合が動いたのは10回の表、ソフトバンクの攻撃です。

この回からロッテの投手は5人目、リリーフの柱・澤村投手です。

澤村選手はワンアウトで迎えた代打柳町選手にツーベースヒットを浴びてしまい、続く生海選手を抑えたものの、周東選手にタイムリーヒット、そして川瀬選手にはスリーベースヒットを打たれてしまいます。

ここで澤村選手は降板し、坂本選手（ヤクルトからロッテへ移籍して活躍中！）がマウンドに上がりますが勢いを止められず柳田選手にタイムリーを浴び、この回でロッテは痛い3失点となりました。

3点差からの大逆転

3-0で迎えた10回の裏、この回で追いつけなければソフトバンクの勝利が決まります。

ソフトバンクの投手は今季ロッテ戦であまり結果の出ていない津森投手。

津森選手は今季ロッテ戦で11登板していますが、防御率は7.56。決して相性の良い相手とは言えません。

ここまででソフトバンクは5人の中継ぎをつぎ込んでいますし、３点差あるから大丈夫とおもったのかもしれません。

最初の打者は代打でベテラン36歳の角中選手。

２ストライクまで追い込まれますが、粘りに粘ってセンター前ヒットで出塁します。

続く荻野選手は打った瞬間「ゲッツーか」と思いましたが、セーフティバントのような打球となり出塁。

そして迎えた藤岡選手の初球。

打った瞬間にそれとわかる打球はロッテファンで満員のライトスタンドへと吸い込まれるように入っていきました。

うなだれる津森投手。

肩を抱きかかえるようにして声をかけていた斉藤和巳コーチが印象的でした。

続く投手はルーキーの大津投手。

藤原選手、ポランコ選手を抑えツーアウトとしますが、俊足の岡選手がヒットで出塁。

そしてCSで当たっていた安田選手の登場です。

この回を何とか抑え勢いを止めたいソフトバンクでしたが、安田選手にライトへのツーベースヒットを浴び、俊足岡選手が一塁から一気にホームイン。

ロッテは３点差をひっくり返す劇的なサヨナラ勝ちとなりました。

藤本監督の退任

試合終了後、球団からソフトバンク藤本監督退任が発表されました。

監督人事は通常シーズンが終わった翌日以降の発表となるのが通例ですが、クライマックスシリーズ敗退直後の発表となりファンの間を騒がせました。

敗退したら退任というのは事前に決まっていたのかもしれませんね。

後任は小久保裕紀２軍監督が有力

藤本監督の後任は現在2軍監督である小久保裕紀さんが最有力とされています。

小久保さんは選手時代にソフトバンクの前身であるダイエーホークスを逆指名しプロ入りし、打点王と本塁打王を獲得。その後巨人へ移籍し、最後はソフトバンクに戻り現役を終えた人物です。

そんな小久保さんは大卒ながら400本塁打と2000本安打を達成した数少ない選手のひとりです。

大卒で400本塁打と2000本安打を他に達成したのは、長嶋茂雄さん、山本浩二さん、金本知憲さん、阿部慎之助さんしかいない偉大な記録です。

そんなソフトバンクのレジェンドのような人が監督になるかもしれないので、来季はソフトバンクにも注目ですね！！

最後に

この記事ではパリーグのクライマックスシリーズ第３戦の振り返りと、藤本監督の退任、そして小久保監督が後任の最有力であることを紹介しました。

明日からクライマックスシリーズのファイナルステージが始まります！

まだまだプロ野球から目が離せませんね。