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2023年ゴールデングラブ賞発表!守備率と失策数を照らし合わせてみる【セリーグ編】

つばめニュース

昨日、2023年のゴールデングラブ賞が発表されました。

ゴールデングラブ賞その守備位置で最も卓越した守備力をもつ選手をベストナインのように選出する賞で、プロ野球記者による投票で決まります。

今回は2023年ゴールデングラブ賞選手の紹介と、守備率、失策数を紹介させていただきます。

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2023年ゴールデングラブ賞 セリーグ編

では早速、こちらが2023年ゴールデングラブ賞を受賞した選手たちです。

名前球団守備位置受賞回数
東克樹DeNA投手初受賞
坂本誠志郎阪神捕手初受賞
大山悠輔阪神一塁手初受賞
中野拓夢阪神二塁手初受賞
宮﨑敏郎DeNA三塁手5年ぶり2回目
木浪聖也阪神遊撃手初受賞
近本光司阪神外野手3年連続3度目
岡林勇希中日外野手2年連続2回目
桑原将志DeNA外野手6年ぶり2回目
じんから
じんから

5人の選手が初受賞。そしてそのうちの4人が優勝した阪神の選手たちです。確かに今年の阪神は非常に強かったのですが、阪神は失策85でセリーグワーストです。チームとしては守備が卓越したイメージはありませんが、佐藤選手が失策20を記録するなど、今回受賞していない阪神の選手の失策数が多かったのでしょう。

以上が2023年のゴールデングラブ賞を受賞した選手でした。

各選手今季活躍した素晴らしい選手たちなのですが、ゴールデングラブ賞はプロ野球記者の無記名投票で決まるという非常にあいまいなものです。

その記者がUZRなどの守備指標を用いて投票すればいいのですが、大半の記者はその選手・チームへの印象などが影響を与えていると思います。

そのためここからは守備率と失策数を照らし合わせてみましょう。

UZRも照らし合わせられれば良かったのですが、UZRの計算はかなり複雑ですのであきらめました

各ポジションごとの守備率・失策数

守備率とは守備機会に対して失策をしなかった割合を表しています。そのため守備率が高いほど失策をする確率が低いということになります。

ではセリーグの各ポジション、守備率上位の選手を見ていきましょう。

投手

こちらが規定投球回数以上の投手の守備率ベスト3です。

順位名前球団守備率失策数
1東克樹DeNA1.0000
1今永昇太DeNA1.0000
1伊藤将司阪神1.0000
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

3選手が失策なしの守備率1.000で並んでいます。そう考えると3人の中で最も多い24試合に登板している東投手がゴールデングラブ賞を受賞しているのは納得です。

捕手

続いて捕手です。捕手は失策だけでなく捕逸、盗塁阻止率も添付しました。

捕手は坂本誠志郎選手が初受賞です。

順位名前球団守備率失策数捕逸盗塁阻止率
1中村悠平ヤクルト1.00004.407
2木下拓哉中日.99911.317
3大城卓三巨人.99827.373
4坂本誠志郎阪神.99721.355
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

我らがヤクルトの中村選手は守備率・盗塁阻止率が高いものの、パスボールが4つと多めですね。バランスをみると木下選手はなかなかよく思えますが、卓越したリードとフレーミング技術で阪神を優勝に導いた坂本選手がゴールデングラブ賞を受賞しています。

一塁手

続いて一塁手です。

大山選手がゴールデングラブ賞初受賞となりました。

順位名前球団守備率失策数
1ソトDeNA.9963
2オスナヤクルト.9965
3大山悠輔阪神.9949
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

ソト選手が103試合出場、大山選手が143試合出場と考えても少し大山選手の守備は不安定のように思います。しかし阪神の選手から難しい送球が多く、大山選手の失策になってしまった、という可能性もなくはないですね。大山選手は好きな選手ですので私的には嬉しいですが、なかなか受賞できないソト選手が不憫に思えます。

二塁手

続いて二塁手です。

セリーグの二塁手では菊池選手が10年連続でゴールデングラブ賞を受賞していましたが、今季は阪神の中野選手が受賞しました。

順位名前球団守備率失策数
1菊池涼介広島.9953
2吉川直輝巨人.9925
3中野拓夢阪神.9889
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

中野選手は遊撃手時代に比べると失策は減りました。中野選手の打撃や走塁での貢献は大きいと思うのですが、菊池選手を越える守備力とは私はあまり思えません。事実投票ではトップの中の選手と3票差の2位が菊池選手でした。菊池選手の守備には本当にいつも驚かされています!

三塁手

続いて三塁手です。宮﨑選手が5年ぶり2回目の受賞となりました。

順位名前球団守備率失策数
1宮﨑敏郎DeNA.9649
2佐藤輝明阪神.93820
3村上宗隆ヤクルト.93722
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

三塁手になると守備率がかなり落ちますね。痛烈な打球が飛んでくること、一塁への送球距離が長いこと、もその一因とは思いますが、守備率一位の宮崎選手でも失策9は多く感じますね。

遊撃手

続いて遊撃手です。遊撃手は木浪選手がゴールデングラブ賞を初受賞しています。

順位名前球団守備率失策数
1長岡秀樹ヤクルト.9868
2木浪聖也阪神.98210
3龍空中日.9788
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

長岡選手の方が試合数も多く守備率が高いので、守備が安定しているように思います。記者たちは心の中で、昨年まで出場機会の少なかった木浪選手がこれだけやれることに驚き!ということで投票したのでしょうか。確かに木浪選手は恐怖の8番打者として優勝に大きく貢献しました。

外野手

続いて外野手です。

外野手は近本選手が3年連続、岡林選手が2年連続、桑原選手が6年ぶり2回目の受賞となっています。

順位名前球団守備率失策数
1近本光司阪神1.0000
2丸佳浩巨人.9951
2細川成也中日.9951
4関根大気DeNA.9912
4西川龍馬広島.9912
8桑原将志DeNA.9893
11岡林勇輝中日.9816
NPB公式サイトから引用
じんから
じんから

守備率だけで考えると近本選手のみ妥当といえるでしょう。平均的に追いつけない打球に対して、脚が早くて追いついたけど落球して失策がついた、など外野手には失策数だけではわからない要素もあります。記者たちとしては岡林選手と桑原選手が今季は守備の印象が強かったのでしょう。

最後に

今回は2023年ゴールデングラブ賞を受賞した選手たちの守備率、失策数を紹介させていただきました。

UZRは各野球分析サイトで発表されているものもありますので、守備率や失策数だけでなく、近年重視されている守備指標であるUZRも照らし合わせてみてくださいね。

UZRを紹介できず、すみません。

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