開幕3連戦を2勝1分で終えたヤクルトスワローズ。総力戦で臨んだ開幕となり、始まったばかりではありますが既に満身創痍といった感が否めません。怪我人を多数抱えた状態で始まったシーズンの行く末が気になります。
山田哲人選手、田口麗斗選手の離脱が痛い
山田哲人選手、田口麗斗選手の1軍離脱についてはショックを受けた方も多いのではないでしょうか。そしてその翌日には並木秀尊選手が抹消となりました。もはや把握できないレベルで怪我人が増えてしまっているので怪我・故障者リストを改めてまとめてみました。
ヤクルトスワローズ 怪我人・離脱者リスト
【投手】
・田口麗斗選手(→復帰→登録抹消、再調整→実戦復帰)
・小川泰弘選手(ノースロー調整→キャッチボール開始→実戦復帰予定→一軍戦復帰)
・奥川恭伸選手(ノースロー調整→キャッチボール開始→ブルペン投球開始、4月中に実戦復帰)
・西舘昂汰選手(ノースロー調整→キャッチボール開始)
・山下輝選手(長期離脱→実戦復帰)
【捕手】
・内山壮真選手(上半身コンディション不良→開幕2軍スタート→現況不明)
・古賀優大選手(膝?)
・育成・橋本星哉選手(→復帰)
・育成・フェリペ選手(?→実戦復帰)
【外野手】
・塩見泰隆選手(左ふくらはぎ痛→開幕スタメン→コンディション不安定→試合中に怪我→登録抹消)
・澤井廉選手(不明・オープン戦出場なし)
・山崎晃大朗選手(別メニュー調整→実戦復帰)
・丸山和郁選手(別メニュー調整→1軍復帰)
・並木秀尊選手(→復帰へ→1軍戦で大活躍→怪我による登録抹消→実戦復帰)
【内野手】
・北村拓己選手(体調不良→開幕は1軍スタート)
・山田哲人選手(下半身コンディション不良→実戦復帰→コンディション不安定→登録抹消→1軍登録)
〝ヤ戦病院〟とは?
怪我人を常に抱えた状況下でシーズンを終えた2023シーズン。他球団と比べても圧倒的に怪我人が多く、人が足りていないような印象がありますよね。2024シーズン開幕時においてはそれ以上な気がします。
このような状況は今に限った話ではありません。2011年にも多くの主力選手が離脱し、シーズン終盤には一軍二軍両方で怪我人が続出。人が足りず、故障を抱えたまま試合に出場せざるを得ない選手もいたほどでした。翌2012年にも似たような状況が続き、2012年5月のサンスポ紙面の見出しで〝ヤ戦病院〟という見出しが使われてからはすっかりファンの間でもこのような状況下を〝ヤ戦病院〟〝ヤ戦場〟と呼ぶことが定着しました。
戦場における医療設備として設けられる野戦病院の悲惨なイメージはヤクルトの故障離脱者続出による悲壮感にぴたりと当てはまります、、
チャンスを掴むのは?岩田幸宏選手は支配下登録
山田選手、田口選手共に復帰まではある程度の時間が必要とみられ、その穴を埋める選手の活躍が期待されています。
このような状況下で岩田幸宏選手の支配下登録が発表されました。岩田選手はオープン戦でしっかりアピールできていましたし、俊足が武器なので並木選手の代わりに起用される機会がありそうですね!また、武岡選手が山田選手の代わりにセカンドに起用されていますが、山田選手が1軍復帰するまでの間にどれだけ結果を残せるかが重要になります。ここである程度の結果が残せない場合には、他の選手にチャンスが与えられる可能性があると思っています。まずは打席でのアピールが急務と言えそうです。
怪我人が多いのはなぜなのでしょうか。
・練習内容(トレーナー・設備)に問題がある
・プロ野球選手としてたくさんの試合をこなすだけの体力・素質のない選手をスカウトしている
・アフターケアがよくない
・食事・栄養管理に問題がある
・選手の運用に問題がある(一部の選手を酷使している)
・故障者の復帰のタイミングが早すぎる、無理をさせている(万全でない状態で復帰して、結果として怪我体質となる)
上記のような問題が考えられますが、繰り返しの怪我人続出ということはもっと根深い問題があるのでは?とも思います。
打線が振るわない場合には咋シーズンと同じ結果になるのでは?
開幕戦3連戦に関して言えば、まずは負けていないことが重要という意味では非常に素晴らしい結果に終わったとは思います。しかしながら、初戦、2戦目についてはあまりにも総力戦となってしまいましたのでやはり心配が残ります。打線が振るわず、投手陣を酷使することで負の連鎖が起こるのでは?と思わずにはいられません。
まずは皆がこれ以上に怪我をしないことが最重要課題ではありますが、怪我人多数の状態で迎えた開幕となってしまい現状ギリギリの人数でやりくりをしています。果たして今シーズンはどうなってしまうのか。不安は尽きませんが、現在離脱している選手たちの復帰を心待ちにしつつ全力応援するのみですね!
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